妻の浮気で離婚の場合 妻が親権を取るのは難しいでしょうか?
家裁で 妻が浮気をして離婚になった場合 やっぱり不利になるのでしょうか?
男の離婚相談からの回答
感情的になっていると難しいかもしれませんが、親権については、夫婦としての感情ではなく、親として子どもの幸せや生活を考えて決めます。泥沼化しがちな親権争いですが、非親権者となっても親子であることに変わりはなく、子どもにとっては双方が親であり、親が離婚をしても子どもにとっての家族であることに変わりはありません。
夫婦関係は離婚によって解消することができても、親子関係は変わることはないのです。
さて、親権の決定は、協議離婚や調停離婚の場合には、当事者間の合意により親権者を決めますが、審判や訴訟の場合には、家庭裁判所が決めることになります。
家庭裁判所では親権者の決定を子どもの福祉を基準にして、それぞれの事情を比較考慮しながら決定するものとされています。
子供の福祉を検討する具体的考慮要素とは、親の生活状況(生活歴、仕事の内容や勤務時間、生活スケジュール、健康状態、同居の家族、住居)、経済状況、子の生活状況(子の監護状況、健康状況、保育園や学校等、子の認識、面接交渉の程度)、子の監護方針、その他参考になる事項、です。
一般論として、不貞行為は夫婦間の有責行為としての問題はありますが、直ちに親として不適格であるとは言えず、親権の決定はあくまでも子どもの福祉を基準にします。