境界性人格障害・BPD

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境界性人格障害
普段はおとなしい妻・近所では良くできたと評判の妻が、些細なことで、突然わめき声をあげて罵声を浴びせたり、自殺すると脅したり、会社に何度も電話をしてくる、挑発し、暴力を振るわせようと仕向ける、自分を支配もしくは操作しようとしたり、自分のことをひどい悪人と周りの人に言いふらしていたり、等思い当たる人は多いのではないでしょうか。
境界性人格障害(BPD)の妻との離婚は、混乱と紛争の激化が懸念されます。
コントロールされずに進めるためにも、しっかりとした意思と事前準備が必要です。
モラルハラスメントのページも参考になさって下さい。 『精神疾患の分類と診断の手引(DSM)第U軸』によると
BPDの人には、爆発的な怒りや激しい気分の変化、疑り深さ、衝動的な行動、予測できない激情の噴出、自己破壊的行動、一貫性のない言動、がみられます。
以下の項目のうち、最低5項目が当てはまる場合には、BPDの可能性が高い。(と診断されます。)
  • 態度の変化(理想化&こき下ろし、しがみつくような態度&孤立して遠ざかろうとする態度)と、他人を操作しようとする作為的な行動様式に象徴される、緊張した不安定で激しい対立関係。
  • 潜在的な自滅的傾向を表す2つ以上の領域にかかわる衝動性。(例:薬物乱用、不特定多数との性行為、ギャンブルへの傾倒、万引き、浪費癖、過食や拒食 など)
  • 感情の不安定性。基本的な感情から、うつ、苛立ち、不安へと著しく感情が変化する。このような状態が、通常数時間持続し、稀に数日間以上続く。
  • 激しく理不尽な怒り、または自制できない怒りの爆発。 (例:たびたびの癇癪、恒常的な怒り、暴力的な喧嘩の繰り返しなど。)
  • 自殺するというほのめかしや脅し、自殺の試み、自傷行為の繰り返し。
  • 自己像、性的志向性や性行動、長期的目標、職業の選択、友人関係、道徳的な価値観などのうち、最低2項目以上がかかわる顕著で持続的なアイデンティティの混乱。
  • 慢性的な空虚感、倦怠感。
  • 現実的に、あるいは想像の上で見捨てられることを回避するためのがむしゃらな努力。

性別と年齢

女性が男性の約2倍といわれています。
大変なのは10代、20代、せいぜい30代までであり、40代になると落ち着いてくるといわれていますが、40代を過ぎて落ち着かない人も稀ではありません。 悩んでいる人は、まず、自分自身の価値観、信念、期待、思い込みをはっきり理解する必要があります。
以下を自分自身に当てはめて下さい。
●私には幸せになる権利があります。
●私にはパートナーの精神的な病に煩わされることなく生きる権利があります。たとえ彼らが病気を認めようとしなくてもです。
●私には子どもたちとの関係を楽しむ権利があります。
●私には自分自身の利益を追求する権利があります。無邪気に異性と楽しんだっていいはずです。世の中に貢献する私独自の才能を正しく評価してくれる人と一緒にいる権利があるのです。
●私は、自分以外の大人の生活まで、その責任を負う必要はないはずです。
●私には間違いを犯す権利があります。
●私には、相手が気に入るようなことを言わねばならないと考えずに、他の人に話しかける権利があります。
●私の子ども達には、愛情に満ち、虐待などない家庭で成長する権利があります。
●私には私自身の欲求を大事にする権利があります。
●私には私のことを愛してくれる人と恋に落ち、深い絆と新の交際の楽しさを経験する権利があります。
●私には、私の気をおかしくさせるような人や状況から離れている権利があります。落ち込み、人間以下のような気分にさせられる場にいる必要はないのです。
出典「愛した人がBPD(=境界性パーソナリティ障害)だった場合のアドバイス」著 ランディ・クーリーガー/K/A/ウイリアムージャストセン
第一段階として、依存を解くことを目的とします。
別居をするなど関係性の線引きをします。
家計分離や夫婦名義のものの整理、特有財産の仕分けなど、きちんと線引きをすることを意識して下さい。
第二段階は、連絡方法や婚姻費用等のルールを定めます。
定めたルールは遵守します。
ここで自らルールに背いてしまうと、次の段階に入ることができません。
ルールが浸透すると、相手は次第に落ち着いてきます。
第三段階は、いよいよ離婚にむけた説得に入ります。
この方法は、協力者の有無やBPDの程度などにより進め方は違ってきます。

これらに共通して言えるのは、「言葉と態度を矛盾させない。」ことです。
言葉では離婚と言いながら、態度は優しいなどの矛盾は、相手を苦しめます。どちらを信じて良いのか混乱し、優しい態度が本心と信じようとして、痛々しいまでのがむしゃらな報われない努力を始めます。
一緒に居られないほど不安定な感情的をぶつけられたりしたものと思いますがモンスターではなく、反面愛すべき可愛いところもたくさんあったはずです。いたずらに、報われない努力を長引かせるのは残酷です。
離婚を決意した側も苦しいとは思いますが、始めた以上、後戻りはできないと覚悟を決めてやり通して下さい。
  • 自己愛性パーソナリティ

    批判に対して過敏に反応し、失敗や拒絶によって激しいうつを引き起こすことがあります。他人を利用しようとし、いつも自分に注目しつづけてもらうことを求める。他人を見下し、共感の意識が希薄である。
  • 妄想性パーソナリティ

    疑り深く秘密主義。柔軟さに乏しく冗談が通じにくい。些細な指摘でも馬鹿にされたと受け取り執念深く恨み復讐する。権力や力で支配しようとする。
    常に裏切られるのではないかと疑い、配偶者に対して激しい猜疑心を向ける。
  • 演技性パーソナリティ

    注目されたい欲求、他人への作為的な態度、気分の変動。
    話し方や振舞い方が仰々しく、情緒的な反応も誇張して表現される。自分の身体的な魅力が最も重要な関心の対象。
「SET」システム
  • 「S」サポート(支持)
    相手を気遣っているという個人的な気持ちを表明すること。自分が心から力になりたいと思っていることを伝える。例:「あなたがどんな気持ちでいるのかとても心配している。」
  • 「E」エンパシー(共感)
    BPDの人の混乱した気持ちを受け止める姿勢。
    共感と同情は、全く別のものなので、混同しないようにすること。同情は、相手に対して失礼です。また、強調される内容は、相手の気持ちであって、感情の主体を自分にもってこないこと。共感を表明するときは、感情を極力抑えて、中立的な表現を心がけること。例:「どんなにつらいことでしょう。」
  • 「T」トルース(真実)
    自己にかかわる最終的な責任はBPDである本人にしかとれないこと、それは、どんなに力になろうとする気持ちがあっても、他の誰にも肩代わりすることはできないと表明すること。今そこにある問題を認識し、その解決に向けて具体的に何がなされるべきかを述べること。
    主観を交えず、客観的な姿勢で事実に即して伝える。
    例:「何があったかといえば…それで結果としてこのようなことがあって…私にはこれこれができる…あなたはどうしたいの?(それで、どうしようと考えているの?)」
    決して「だからこういうことになったんだろう!」「自分でまいた種なんだから自分で始末しなさい!」などと言ってはいけません。
家庭が小宇宙となっていた小児期の体験によって形づくられています。
すなわち、善か悪か、好きか嫌いか、という両極端な思考であり、大人の身体に子どもの心を宿しています。
つねにパートナーを必要としているBPDの人は、新たなパートナーを見つけるまで、現在のパートナーがどのような人であっても、その関係を手放そうとしません。明らかに崩壊している関係であっても、1人きりになることの恐怖のほうが強いため、その関係にしがみつきます。
BPDの人たちは、他人の傷つきやすい領域を敏感に感じ取り、怒りやフラストレーション、自信喪失、絶望感を引き起こす方向へ誘導しようとします。
また、BPDの人たちは、相手の容認を自分にとって最も都合のよいかたちで理解します。自分にかかわる責任を相手が引き受けてくれる証か、自分の感じ方や考え方が全面的に受け入れられて支持されているという理解です。
BPDの人たちは、相手にしがみつこうとするあからさまな態度をいつまでも続けていきます。
しかし、攻撃的な態度や過大な要求は受け付けないという線引きをしなければ、BPDの人たちの要求は増大するばかりです。要求を受け入れても新たな要求がでてくるため、BPDの人たちに満足してもらうことは不可能であり、やがて破綻をきたします。
BPDの人たちの要求に振り回されることなく、安定した信頼のおける存在として、付き合っていくことが必要です。
 
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