そして私は会社のパソコンのインターネットで色々調べた所、阿部オフィスを知り阿部先生に相談することを決めました。

先生に相談をしてみると、今の現状に対してこれからどういう対策をしていけばよいか具体的に考えて教えてくれました。

　その時先生があまりにパッパッと決めて言うので私は少しビビッてしまったのを覚えています。

色々なアドバイスを頂きましたが計画的に進めていきましょうということでした。

今になって考えてみると相談者の状況に対して非常に素早く的確な方法をアドバイスできる事はすごい事だと思うし、相談する事によって気持がすごく楽になりました。

２．別居
最初に先生に相談してからも家では我慢の日々が続きました。

そして一ヶ月位経ったある休みの日、家でまた耐え難いことを言われその事がきっかけで自分ひとりで家を出てしまいました。

自分だけがその場から逃げて子供を置いてきてしまった事で何度も自分を責めました。

先生が計画的にやっていきましょうと言ってくれた事も、予定が狂ってしまいましたが、その後すぐに先生に報告すると「そうですか出ちゃいましたか。思ったよりも早かったですね、じゃあこれからどうするか一緒に考えましょう」と相談に乗ってくれました。

３．調停申立て
調停の申立ては出来るだけ早くという事だったのですぐに家庭裁判所に行きました。

調停は申立ては簡単ですが、準備をするのが大変でした。

書類の作成等、調停に向けて準備をする事などを細かく教えていただきました。

４．子どもを保護
なんとしても離婚をして子供達を自分で育てたいと思っていたので、家を出た後　児童相談所に通いました。

妻のことはすでに児童相談所は知っていて何年も前から通報などが入っているという事もあり、私の話を真剣に聞いてくれました。　

しかし今現在も虐待が行われている事が確認出来ないと子供を保護することは難しいといわれました。

調停でも今虐待が行われていなければ父親が親権を持つことは難しいと言われ、最初の何回かは調停員もどちらかといえば母親の話に耳を傾けているという感じでした。

しかし事態は急変しました、やはり虐待は続いていて児童相談所に知合いや学校や幼稚園から連絡が入ったのです、ここで一気に児童相談所は動いてくれました、このままでは危険なので子供達を学校に引取りに行きましょうと言ってくれました。

そして児童相談所立会いのもと子供達を保護しました。

５．不動産売却
私には持家がありましたが私が家を先に出てしまった為、妻がそこに居座り家の売却が大変でした。

この売却についても先生に不動産屋さんを紹介していただき、その不動産屋さんにも色々な面で協力していただき無事に売却を完了することが出来ました。

６．調停成立
妻に対して３０万円支払うが，子ども３人の親権者は夫となり調停成立。

【妻からＤＶを受けている男性に向けてのメッセージ】
夫が暴力を受けているというケースはやはり今の調停でも理解してもらう事は大変です。　

合計８回調停を行いましたが最初の何回かは全くわかってもらえませんでした。

しかし話し合いを進めていくうちに色々な事が起こり相手にどんどんボロが出てきて最後には本当に分かってもらえました。

私の場合は本当に自分でも信じられないくらい幸運が重なり自分の思うように物事が進んでしまったのであまり他の人たちの参考にはならないと思いますが、その中には色々な人たちの助けがあったからこそ今の自分があると思っています。

えらそうな事は言えませんが、今悩んでいる人達も一度でもいいから勇気を持って考えて見てください。　

自分一人では何も出来ませんが頑張れば助けてくれる人はたくさんいます、今の状況が最悪ならそれ以上悪くなることは無いと思います。　

なかなかこういう事を理解してもらうのは大変な世の中ですが、少しづつでもいいからあきらめないで動いてみてください、きっと何かが変わると思います。

【阿部オフィスへのコメント】
阿部先生には色々な面で助けていただき本当に感謝しています。

おかげさまで今は子供達も元気で毎日楽しい生活を送っています。

自分の仕事も決まり落ち着いたので、少し安心したところです。

別れた妻は再婚しましたがたまに子供の事で連絡が来ます、何があっても子供たちの母親であることにはかわりはないと思う部分もあり、なかなか難しいですね。

今度また子供達を連れて事務所に伺ってもよろしいでしょうか？
よろしくお願いします。

元記事/2007.09.20 Thursday/　阿部マリ