注目されたい欲求、他人への作為的な態度、気分の変動。
話し方や振舞い方が仰々しく、情緒的な反応も誇張して表現される。
自分の身体的な魅力が最も重要な関心の対象。
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過度な情緒性と人の注意を引こうとする広範な様式で、成人早期までに始まり、種々の状況で明らかになる。
以下の5つ(またはそれ以上)によって示される。
(1)自分が注目の的になっていない状況では楽しくない。
(2)他者との交流は、しばしば不適切なほど性的に誘惑的な、または挑発的な行動によって動機づけられる。
(3)浅薄ですばやく変化する感情表出を示す。
(4)自分への関心を引くために絶えず身体的外見を用いる。
(5)適度に印象的だが内容がない話し方をする。
(6)自己演劇化、芝居がかった態度、誇張した情緒表現を示す。
(7)被暗示的、つまり他人または環境の影響を受けやすい。
(8)対人関係を実際以上に親密なものとみなす。
『DSM-IV-TR精神疾患の分類と診断の手引き改訂版』医学書院より
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特徴:嘘や演技的な態度、わざとらしい、役柄を演じている、関心や注目を引くために生きる、衝動性が高い、狂言自殺、虚言、重病のふり、レイプ犯罪の被害にあったなどの嘘、被害者を演じる、他人を悪者に仕立て上げる、学歴詐称などステータスに関する嘘、体制や外見やステータスを重要視、性的、うつ、新しい刺激や興奮を次々求める、恋愛遍歴を重ねる、晩年の孤独。
対人関係:嘘を指摘したり仮面を剥がそうとしないこと。嘘を指摘すると悪評をばらまかれ悪人に仕立て上げられる。また、庇護者になって本人の言葉を真に受けて動くと、本人の病気を強化してしまう。