子どもの引渡しの直接強制(強制執行)についての新聞記事です。
『離婚した夫婦間で子供を巡る紛争が急増する中、家裁の審判などに基づき、裁判所の執行官が子供を一方の親に引き渡す「直接強制」が、2010年に全国で120件行われていたことが最高裁による初の調査で明らかになった。
子どもを車などと同じ「動産」とみなす直接強制は違法とする裁判例もあり、約10年前まではほとんど行われていなかった。
執行に関する明確なルールがなく現場では混乱も生じており、最高裁は執行の運用改善に向けた検討を進める方針だ。』
2012.01.09読売新聞一部抜粋
全文はNPOびじっとのブログ
子の引渡しや保全処分で、任意に引渡しがなされない場合に、直接強制をすることがあります。(※間接強制もあります。)
阿部は直接強制に立ち会ったことがありますが、執行官の他、鍵を開けるための職人さんや警察官も呼んでおくなど、非常に緊迫した雰囲気になります。
※間接強制とは
間接強制とは、債務の履行がされないときに、履行されるまで一定の額の金銭の支払いを命じることによって、間接的に債務の履行を強制させる方法です。