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経験談:親権について考える(37歳男性)


お客様の声父親が4歳の子の親権者となった経験談(37歳男性)>経験談:親権について考える

※阿部オフィスに寄せられたお客様の声の経験談です。作成者は37歳男性です。

経験談:親権について考える(37歳男性)

1.子供の幸せとは何かをよく理解する
 綺麗ごとのように聞こえるかもしれませんが、私自身、子どもが妻を選べばそれに従いました。
4歳の長女は私を選び、1歳9か月の長男は本能的に妻を選びました。

審判中の監護状況は、私が長女の監護、妻が長男の監護でした。

審判当初、私は2人の子供の監護者になるよう訴えておりましたが、姉弟が引き離された状態が半年以上続いた中で行われた初めての面接で、長男は私や長女の記憶を失っていました。

そのような状態の長男を私の手元で養育するというのは果たして、長男の幸せにつながるのかと考えました。

仮に裁判所の決定が長男の監護者が私になったとしても、記憶を失った長男にとっては他人の家に連れて行かれるのと同じことであり、それが長男の幸せかどうかは容易に判断できます。

この面接後、私は長男の監護者指定を取り下げました。

取り下げるには当然覚悟が必要です。
このような状況下の中での別れは一生の別れを意味します。

大切な子どもが私以上に妻を慕うのであれば、どのような状況であれ、それを無理に引き裂くことは子供の為ではないと私は判断し決断しました。

 余談ですが、自分のメンツや相手への嫌がらせで親権や監護者を要求するのであれば、時間とお金の浪費です。
この段階で止めたほうがいいですし、その後の離婚調停や裁判でも悪い印象に傾く結果になると思います。

2.強い心で臨む
 子供のために争うことを覚悟できれば、強い心を持って臨んでください。
辛くなったときは、泣いている子供の顔を想像してください。強さが復活します。

私はそうやって、自分を奮い立たせ、強い心をキープしました。

この紛争で誰が一番辛いかと言えば、当然子供です。

辛いからと言って周りに励まされて勇気付けられるような甘い考えでは先が持ちません。
最終的に子供を守ってやれるのは真の親しかいません。


3.現状の子供の心情を最優先する
 両親が紛争している段階で子供の心は深く傷ついています。
そのような中で相手を侮辱するような言動を子供の前でとるとより一層子供は傷つき、その後の性格に影がでることになると思います。

子供は、親が紛争しようがしまいが両親の事が大好きです。

人間的感情ではなく、動物的感情がそうさせているのかもしれません。

なぜならば、子どもは人間的感情をコントロールするにはまだまだ未熟だからです。

親の事情など考慮しません。

ですので、絶対に子供の前では、紛争を意識せる言動を極力避けて下さい。

 私の事例では、長女の心情を安定させる為に「長男が病院で入院しているから元妻はそれに付き添っている」と長女に言い聞かせていました。

無論、傍らに居る私の両親にも元妻の悪口を長女の前では言わないようにと口酸っぱく言い続けました。

私の実兄は小学校の教諭であるため、このことをよく理解してくれ、協力してくれました。

長女は紛争を意識することなく、保育園に通園する途中にある氏神様の前を通る度に「長男の病気が早く治りますように」と毎日手を合わせるほど、紛争を意識せず、生活していました。

当然、母親の事も長女は尋ねてくるので「母親は病院で長男の付き添いをしているんだよ」と説明すると、疑うこともなく、あっさりとそのことを受け入れました。

きちんとしたストーリーを立てていれば、突拍子もない子供の発言にも対応できます。

 先にも記しましたが、紛争の一番の被害者は子供です。

どうか、子供が現状以上に傷つかないように細心の注意と配慮をしてあげて下さい。

4.金銭解決が近道
 もしも、争いが金銭で解決ができそうなのであれば2〜3百万円くらいであれば支払ってしまったほうがよいと思います。
なぜかというと、争いが始まるとそのくらいの費用は掛かってしまうからです。

費用以外に時間・労力も当然必要です。

また、いがみ合う親の姿を子供は目の当たりにしなくて済みます。

「子供の為ならお金くらい平気だ」という方は、相手に対して悔しいこととは思いますが借金してでもお金での解決してしまったほうが全ての面で楽ですので、争う前にその後のリクスと照合して考えてみて下さい。

5.親権争いに法の下の男女平等はない

 親権争いに男女平等は現状ではありえません。

私も争いを進める中「母親優先」という言葉に随分と悩まされました。

男性は相当不利な状況からのスタートです。
子供が小さければ小さいほど不利です。
これはよく自覚してください。

そして「母親を超えるもの」を探しだし、それを武器に争いに臨んでください。

私が「母親を超えるもの」として選択したのは、「子供自身が選んだ環境と将来」でした。

今となって考えてみると、私の争いの大義は「子供の主張を守る」ことだったと思います。

日時:2013年4月 1日 14:12
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