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主たる監護者と離別した3歳女児


調査官が関与した子の調査事例で特に印象深く、このような子の反応は相談の中でよく耳にします。親や祖父母が過剰反応して面会拒否につながるケースもあります。
この記事を読んで、子どもの心を理解して長期的視野で子育てを考える気づきになればと思います。
離婚を考えているお父さんお母さんに読んでいただきたい記事です。

阿部マリ


家裁月報63-12-122
大阪家裁の研究「離婚調停事件における子の調査の在り方の検討に向けて−子の福祉に資する子の調査を目指して−」

父は、母が宗教活動に傾倒していることを理由に、3歳の長女を連れて別居し、父の実家で子育てを始めた。
母子が離別したのは、長女が未だ卒乳できていなかった時期であったが、父は母を強く拒否して、「子どもが母を怖がっている。」ことを理由に、当初は面会交流を認めようとしなかった。長女は、父の前では母からのプレゼントも「嫌」と言って放り投げる反応を見せた。

離婚調停が先行していたが、母から父に面会交流の調停が申し立てられていた。

調査官の調査の際、長女は、「ママは嫌い。ママが悪いママだから、パパに叱られた。しーちゃんが赤ちゃんに変身したママをやっつけた。」などと無邪気な態度で述べたが、母からのプレゼント(父の前で子が放り投げたもの)を調査官が、「ママからだよ。」と見せると、長女は「うわ〜かわいい。」と喜んで遊び始め た。

しかし、父と同席した場面では、長女はプレゼントを誰から貰ったのか言うのをためらい、父が 「怒らないよ。」と優しい口調で促した後、やっと「ママから。」と答えた。長女はプレゼントに添えられていた母からの手紙を父に渡し、父が読み聞かせている間、普段はしない指しゃぶりをして真剣に聞いていた。

子の調査の後、父に対して、@子が母と仲良くしたり、母のことを受け入れようとすると、父が怒ったり悲しんだりするのではないかと思って不安定になっている可能性があること、Aまだ卒乳していなかった時期に母と離ればなれになった辛さに子が耐えるためには、母を悪い人だと思って切り捨てざるを得なかった可能性があること、B子は、母から見捨てられたとも感じており、父からも見捨てられるのではないかと不安に思い、敏感に父の意に添う行動をするようになっている可能性があることなど、専門用語を用いずに分かりやすく伝えた。

父が一定程度理解したことから、母子の面会交流が試行された。

長女は、面会交流の試行で母と会った後、「ママがパパの悪口を言っていた。しーちゃんが『パパは悪くない』といってあげた。」などと作話して父に報告したり、「もうママと遊ばない。」と父や父方祖父母に言ったりした。

また、その後の試行の際にも、母に会いに行くことを泣いて嫌がったり、母と会っても父にしがみついたまま離れなかったりしたときもあった。

父は、一時は、面会交流を続けることが子のためにならないと消極的になったこともあったが、調査官から父に、別居親と交流することで同居親からも見捨てられるのではないかという不安等が喚起されたことなどによる反応である可能性があることを繰り返し説明し、面会交流を定着させるに至った。

日時:2012年3月29日 15:48
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