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離婚と子ども(4)思春期


『子どもに離婚に対する心の準備をさせ、離婚がもたらす混乱を乗り越えさせるためには、親の協力が何よりも重要である。
子どもに協力する第一歩は、離婚が目前に迫っているときである。
この段階であれば、子どもにこれから起こる事態に対して心の準備をさせることができる。
親は子どもに何をどのように言うべきか真剣に考えなければならない。
子どもは親が言ったことや言いそびれたことをいつまでも忘れない。
離婚に際して子どもに辛い思いをさせるのは避けられないが、苦痛と不安を和らげる方法はいくらでもある。』


たいていの人は、思春期の子どもが離婚に激しい反応を示すことを意外に思う。

人々は、ティーンエイジャーになれば状況を理解してうまく適応できると思い込んでいるのであり、彼らがどれほど離婚を恐れているかがわかっていないのだ。

家庭の崩壊がティーンエイジャーにとって大きな衝撃となるのは、性衝動や攻撃衝動に歯止めをかけてくれる家庭を心から必要としているからである。

ティーンエイジャーはまた、親と同じ失敗を繰り返すことを恐れている。
彼らは将来を案じ、自分も離婚するのだろうかと考える。

彼らの多くは、両親から見捨てられたように感じている。
両親は自分の問題で頭がいっぱいになって、子どものことに時間を割いてやれないからだ。

また、両親の欠点を目にするうちに不安をつのらせるティーンエイジャーもいる。
思春期にありがちな不安感がますます高まるのだ。

その結果、目覚めつつある性衝動に対処しようとしている自分と同様に、両親も性的な問題や衝動を持つ人間であることを知って動揺するのである。

彼らは、大人だってやっていることは自分たちと変わらないとばかり、家を空けることが多くなったりする。

自分を見捨てた両親に怒りを感じ、にわかに性的な行為に走るティーンエイジャーもいれば、家事や物事の決定に協力するなど、責任ある行動をとる者もいる。

その過程で、精神的な逞しさと自立心が身につく場合もあるが、思春期ならではの体験という重要な要素が抜け落ちてしまう場合もある。

(セカンドチャンス離婚後の人生、ジュディス・S・ウォラースタイン著、草思社)

家族の一員として尊重されず、離婚に翻弄された子どもたちは無力感に苦しみます。

思春期の女の子の場合、性的に早熟になることが多いように見受けられます。
自分であることに自信が持てずに、性的な存在として必要とされる術を覚えてしまう。
誰かに必要とされたいという思いは、一番安易に異性をひきつけることができる性的アピールへと結びつく。

親の保護者のようになる子もいます。自分の人生や幸せを生きるのではなく、親のために生きてしまう。
周囲の人や親からは良い子として写るのだけれど、親のために生きる人生のむなしさはその子を苦しめる。
(参考:「カラダで稼ぐ女達」をみて)

離婚は家族の問題です。
親は子どもに意見を述べさせそれを真剣に受け止め、子どもを家族の問題に参加させて欲しい。親の言動の全ては、子どものお手本になるのだから。

阿部マリ

日時:2010年12月20日 10:48
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